わかりやすくする取組みのご報告
こんにちは。ウェブサイト企画部の西尾です。
前回、2012年の新しい取組みについてご紹介しましたが、
その一部をご報告したいと思います。
まず調査したのは、「保険用語」の説明文です。
例えば、対人賠償保険は以下のような説明を行っています。
【対人賠償保険】
「補償の対象となるお車の事故により、歩行者や車に搭乗中の方など他人を死傷させ、法律上の損害賠償責任を負ったときに、ご契約金額を限度に補償します。」
課題として浮かび上がったのが、大きく3点あります。
1:「歩行者や車に搭乗中の方など」
2:「法律上の損害賠償責任を負ったとき」
3:「ご契約金額を限度に」
1つめですが、
「具体例をあげることで、イメージをしやすいであろう」という考えで、説明文に追加していましたが、
その事が逆に「それ以外の場合はどうなるんだろう?」という新たな疑問を生んでいました。
2つめですが、
「当人同士が被害額の2倍払いますといった協定を結んでも、そこまでは支払いできませんよ。あくまで、法律上の損害賠償責任の範囲ですよ」ということを伝える考えで、説明文に追加していましたが、
そうではなく、「裁判になるくらいの事故じゃないと、支払いされないのでは?」という誤解を生んでいました。
3つめですが、
「ご契約の金額が1000万円なら、1000万円全額支払われるのではなく、あくまで上限ですよ。被害が500万円なら500万円が支払額ですよ」ということを伝えたいのですが、
伝わりきらず、「限度って上限?下限?どっち?」という新たな疑問を生んでいました。
また、文章の構造が複雑なため、読みにくいという課題も認識しています。
以上、
一例でしたが、わかりにくさについて分析を行っています。
修正はまだこれからになりますが、一つ一つ表現を見直していく計画をしています。