ソニー損害保険株式会社(社長:山本真一)の平成22年3月期第3四半期(平成21年4月1日~平成21年12月31日)の主要業績について、別紙のとおりお知らせします。なお、業績の状況および主なトピックスは以下のとおりです。
(別紙)
・四半期貸借対照表・・・・・・・・・・・・・ P1
・四半期損益計算書・・・・・・・・・・・・・ P2
・当四半期の損益状況・・・・・・・・・・・ P3
・種目別保険料・保険金・・・・・・・・・・ P4
・ソルベンシー・マージン比率・・・・・・ P5
業績の状況
◆ 正味収入保険料は順調に増加
主力商品の自動車保険における好調な新規契約獲得により保有契約件数が増加した結果、正味収入保険料は前年同期より10.6%増の50,393百万円となりました。自動車保険とガン重点医療保険を合わせた保有契約件数は平成21年12月末で125万件となっています。
また、経常利益は前年同期から24.2%増の1,809百万円、四半期純利益は前年同期の1,945百万円の純損失に対し、1,195百万円の純利益となりました。
◆ コンバインド・レシオは引続き低水準を維持
正味損害率は、保有契約件数が増えたことにともなう支払保険金の増加や事故発生率の上昇の影響により、前年同期から1.9ポイント上昇して56.3%となりました。一方、正味事業費率は、正味収入保険料が増加したことなどにより、0.4ポイント低下して25.5%となりました。その結果、正味損害率と正味事業費率を合わせたコンバインド・レシオは前年同期より1.5ポイント上昇し81.8%となりましたが、引続き低水準を維持しています。
なお、コンバインド・レシオは上昇しましたが、正味収入保険料の増加などにより経常収益が増えたことで、経常利益も前年同期より増加しました。
◆ 十分な支払余力の保持(ソルベンシー・マージン比率)
ソルベンシー・マージン比率は、平成21年12月末現在で平成21年3月末より38.7ポイント上昇して1,031.7%となり、保険金の支払能力に問題がないとされる基準である200%を超える、十分な支払余力を保持しています。
* ソルベンシー・マージン比率の算出方法や内訳については、別紙(P5)をご確認ください。
※当社ではサブプライムローンを組込んだ金融派生商品等の取引や、証券化商品の保有はしておりません。
※当四半期において、将来の事業継続に重要な疑義を生じさせる事象や、経営に重要な影響を及ぼす事象は生じておりません。
※当社が四半期業績の公表を開始したのは平成20年3月期第3四半期以降のため、グラフに平成20年3月期以前の四半期業績を表示しておりません。
※当社の業績は、日本の会計処理の原則ならびにその手続きおよび表示方法(以下「会計原則」)に準拠して作成しており、その会計原則は当社の親会社であるソニー株式会社が開示する連結業績の準拠する米国の会計原則とは異なります。
2009年度(平成22年3月期)第3四半期の主なトピックス
● 新しい「お約束サービス」(*1)の開始(2009年10月~)
2009年10月1日から、平日9:00~17:00に受信した契約手続に関するEメールでのお問合せに、3時間以内に返信することをお約束するサービスを開始しました。Eメールでのお問合せへの返信までの時間をあらかじめお約束することで、少しでも快適にEメールの問合せ機能をご利用いただきたいと考えています。
*1 「お約束サービス」とは、ソニー損保における各種サービスについて、サービスの内容やサービス提供までの時間を、広告やウェブサイトなどを通じて事前にお客様にお約束するもので、2006年10月に提供を開始しました。現在実施している「お約束サービス」は以下のとおりです。
-事故受付後3時間以内のお客様専任担当者からのご連絡のお約束
-「即日安心365」サービス(事故受付当日中の初期対応の実施とそのご報告のお約束)
● 自動車保険のCM"事故解決篇"放映開始(2009年10月~)
2009年10月5日から、自動車保険のCM"事故解決篇"の全国放映を開始しました。「ソニー損保がどのような事故解決サービスを提供しているか」をお伝えすることをテーマに、事故解決に向けて全力で取組む担当者の姿や思いを紹介しています。
●「じぶん銀行」での自動車保険の販売開始(2009年10月~)
2009年10月13日から、株式会社じぶん銀行を通じた自動車保険の販売を開始しました。お客様は、じぶん銀行が提供する金融サービスのひとつとして、じぶん銀行の携帯電話のウェブサイトでソニー損保の自動車保険の商品概要の確認や資料請求ができます。
● イメージキャラクターの変更(自動車保険:2009年10月~)(ガン重点医療保険2009年11月~)
自動車保険については清潔感あふれる女優の瀧本美織さんを、また、ガン重点医療保険SURE〈シュア〉については聡明な雰囲気を持つ女優の池田香織さんを、イメージキャラクターに起用しました。瀧本さんや池田さんを通じて、ソニー損保の保険商品の魅力をより多くのお客様にお伝えすることを目指しています。
● 太陽光発電施設「そらべあ発電所」を「創造の森保育園」に寄贈(2009年11月)
地球温暖化防止を目指してグリーン電力普及啓発活動を行うNPO法人そらべあ基金(以下「そらべあ基金」)による「そらべあスマイルプロジェクト」(*1)を通じ、2009年11月に栃木県那須塩原市の「創造の森保育園」に太陽光発電施設「そらべあ発電所」を寄贈しました。ソニー損保は「そらべあスマイルプロジェクト」を応援するため、2009年3月から自動車保険の商品特性を活かした寄付活動「幼稚園にソーラー発電所を☆プログラム」(*2)を開始してそらべあ基金に寄付を行っています。
*1 「そらべあスマイルプロジェクト」とは、そらべあ基金の活動に賛同する企業・個人からの寄付をもとに、太陽光発電施設「そらべあ発電所」を全国の幼稚園や保育園に寄贈する取組みです。
*2 「幼稚園にソーラー発電所を☆プログラム」とは、ソニー損保の「保険料は走る分だけ」の自動車保険における、ご契約者の走行距離を契約時に確認する仕組みを活用した寄付活動です。契約をご継続いただくときに、前年の実際に走った距離が予想年間走行距離を下回っていた場合、車の運転によるCO2排出量が予定より減り環境保全に貢献されたと考えられます。このご契約者の環境保全への貢献に呼応する形で、走らなかった距離の総合計100kmにつき1円をソニー損保が「そらべあ基金」に寄付するものです。
2010年(平成22年)3月期 第3四半期(9ヵ月累計)決算概要(別紙)