ソニー損害保険株式会社(東京都大田区、代表取締役社長:丹羽 淳雄、以下「ソニー損保」)の平成26年3月期(平成25年4月1日~平成26年3月31日)決算の概要について、別紙(PDF)のとおりお知らせします。
なお、業績の状況および主なトピックスは以下のとおりです。
[別紙]
・経常成績、ほか・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ ・・P1
・貸借対照表・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・P2
・損益計算書・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ ・・・・・・P4
・株主資本等変動計算書・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ ・P5
・キャッシュ・フロー計算書・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ ・・P6
・有価証券関係・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ ・・・P11
・損益状況の対前期比較・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ P12
・種目別保険料・保険金、リスク管理債権・・・・・・・・・・・P14
・単体ソルベンシー・マージン比率・・・・・・・・・・・・・・・・・・P15
業績の状況
◆ 正味収入保険料、経常収益、保有契約件数
主力商品である自動車保険を中心に保有契約件数が伸びた結果、正味収入保険料は前年度より6.0%増の88,600百万円、経常収益は前年度より6.1%増の89,864百万円となりました。
保有契約件数は、自動車保険とガン重点医療保険を合わせ、平成26年3月末で161万件になりました。自動車保険の新契約を対象としたインターネット割引額を5,000円から8,000円に増額した効果などにより、保有契約が堅調に増加しました。
◆ 経常利益、当期純利益
経常利益は、経常収益の増加に加え、自動車保険の料率改定や新ノンフリート等級制度導入による事故率の低下などにより損害率が改善したことから、前年度より26.7%増の3,003百万円となりました。当期純利益は、前年度比14.4%増の1,664百万円となりました。
◆ コンバインド・レシオ
正味損害率は自動車保険の料率改定や新ノンフリート等級制度導入による事故率の低下などにより、前年度から3.9ポイント低下し59.3%となり、正味事業費率は自動車保険の保険料増収に加え、契約獲得費用を適切にコントロールしたことにより前年度から0.4ポイント低下の25.6%となりました。その結果、正味損害率と正味事業費率を合わせたコンバインド・レシオは前年度から4.3ポイント低下の84.9%となりました。
◆ 単体ソルベンシー・マージン比率
単体ソルベンシー・マージン比率は、平成26年3月末現在で平成25年3月末より23.4ポイント上昇し、527.6%となりました。保険金の支払能力に問題がないとされる基準である200%を大きく上回る、十分な支払余力を保持しています。
* 単体ソルベンシー・マージン比率の算出方法や内訳については、別紙PDF(P15)をご確認ください。
【参考情報】
◆修正経常利益 (*1)
損益の実態を示す管理指標として社内で使用している修正経常利益は、前年度より4,160百万円増加し4,290百万円となりました。
(*1) 修正経常利益は社内管理指標ですが、異常危険準備金の繰入額・戻入額の 影響を除いた損益の実態をご理解いただくため、参考情報として開示します。
修正経常利益=経常利益+異常危険準備金繰入額
※ 異常危険準備金戻入の場合は、「異常危険準備金繰入額」はマイナスとなります。
※ 異常危険準備金は、異常災害による高額の保険金支払に備えるため、毎決算期に保険種類ごとに収入保険料の一定割合を積立てるもので、異常災害が発生した年度に取崩します。
◆E.I.損害率(*2)と正味事業費率の合算率
E.I.損害率は、前年度から4.7ポイント低下の68.2%となり、E.I.損害率と正味事業費率を合わせた合算率は前年度から5.1ポイント低下の93.8%となりました。
(*2) E.I.損害率(アーンド・インカード損害率)は、損害率を発生ベースで表したものです。
E.I.損害率=(正味支払保険金+支払備金繰入額+損害調査費)÷既経過保険料
[参考] 正味損害率=(正味支払保険金+損害調査費)÷正味収入保険料
2013年度(平成26年3月期)の主なトピックス
【お客様向けサービス】
● ご契約者優待サービスの拡充(2013年8月)
ご契約者優待サービス「クラブオフサービス(*)」について、ソニー損保での自動車保険または医療保険のご契約が2年目以降となるお客様を対象に、クラブオフのVIP会員向けメニューを無料で提供することにしました。サービス拡充により、自動車保険の事故解決サービスやロードサービス、医療保険の保険金支払サービスを利用されたことのないお客様にも、ソニー損保でのご契約のメリットを感じていただくことを目的としています。
(*) 「クラブオフ」は株式会社リラックス・コミュニケーションズが提供する各種割引サービスのサービス名称です。
【商品改定】
以下の商品改定を実施しました。(以下は主な改定内容)
● 自動車保険(対象:保険始期日が2013年4月以降のご契約)
□ 新ノンフリート等級制度の導入、および、料率改定。
□ 新契約を対象としたインターネット割引額を、従来の5,000円から8,000円に増額。
● ガン重点医療保険SURE〈シュア〉(対象:保険始期日が2013年6月以降のご契約)
□ 先進医療費保障特約による保険金支払額の上限を、従来の1,000万円から2,000万円に拡大。
※ 保険始期日が2013年5月31日以前のご契約で、先進医療費保障特約を付帯されている場合、保障を受けられる方(被保険者)が2013年6月1日以降に保険金支払対象となる先進医療による療養を受けられたときは、改定後の保障内容を適用し、通算2,000万円を限度にお支払いします。
【テレビCM】
● 自動車保険のテレビCM「ドライブスルー篇」「カーラジオ篇」の放映開始(2013年7月、2014年3月)
イメージキャラクター瀧本美織さんがドライブスルーの店員に扮する「ドライブスルー篇」を2013年7月から、ラジオDJに扮する「カーラジオ篇」を2014年3月から、放映開始しました。
【CSR活動】
● 太陽光発電設備「そらべあ発電所」を大阪府と茨城県の保育園に寄贈(2013年8月、9月)
「幼稚園にソーラー発電所を☆プログラム」の運営により、NPO法人そらべあ基金を通じて、当社11基目・12基目となる「そらべあ発電所」を、大阪府と茨城県の保育園に寄贈しました。
● グリーンカーテンプロジェクト「ぷちECOの種を育てよう2014」を開始(2014年3月)
地球温暖化防止を目指し、ほぼ毎年実施しているグリーンカーテンプロジェクト「ぷちECOの種を育てよう」を、2014年も実施します。実施にあたり、ゴーヤの種を抽選で無料配布するほか、当社エコロジーサイト内に特設コーナーを設置しました。
【社外の評価】
ソニー損保のサービスが、社外から高く評価されました。(以下は一部)
● 日経ビジネス アフターサービス満足度ランキング 自動車保険部門3年連続第1位(2013年8月)
● HDI問合せ窓口格付け、三つ星(最高評価)を、コンタクトセンターは2年連続、ウェブサイトは4年連続で取得(2013年11月)
● 2013年度JCSI(日本版顧客満足度指数)顧客満足度評価 損害保険業界1位(2013年12月)
【公式ウェブサイトへのコンテンツ追加】
ソニー損保では、随時、公式ウェブサイトにコンテンツを追加しています。以下は、2013年度に追加した主なコンテンツです。
■ 交通事故の過失割合(2013年7月)
事故パターン別の基本の過失割合を解説するページです。実際の過失割合は事故内容や事故当時の状況によって異なりますが、お客様に過失割合の基本的な考え方についてお伝えできればと考えています。
■ ソニー損保のインフォグラフィックス(2013年10月)
2012年7月以降のリサーチレポート発表時に作成したインフォグラフィックの、一覧ページです。
■ ビデオインフォグラフィック「あるクルマの一生」(2014年1月)
平均的な日本の車の一生に関連する数字を映像で表現したビデオインフォグラフィック「あるクルマの一生」をウェブサイトに掲載しました。
インフォグラフィック、ビデオインフォグラフィックとも、各種データを視覚的に表現したものです。なお、ビデオインフォグラフィックは映像と音声による立体的な知覚作用もあるため、インフォグラフィックより印象に残りやすいと言われています。 |
■ 2015年度新卒採用サイト(2013年11月)
2015年度新卒採用のコンセプトに「挑戦心」を掲げ、約15名の社員が、ソニー損保で働くことの魅力を伝えています。
■ 瀧本美織の「ソニー損保Facebookナビ」(2013年12月)
瀧本美織さんがナビゲート役となり、ソニー損保のFacebook公式ページの魅力を紹介するページです。
■ 「よくある質問」マンガコンテンツ(2014年2月)
「わかりやすさ」向上を目指し、ウェブサイトの「よくある質問」に、マンガコンテンツを追加しました。
(例) □ 人身傷害と搭乗者傷害の違いは?
(例) □ 契約距離区分を超えそうな場合はどうすればいいですか?
■ 自動車保険の書類ガイド(2014年2月)
事故や保険金の請求時に必要となる書類(保険金請求書、交通事故証明書、示談書、免責証書、など)の記入方法や記載内容、取得方法を説明するページです。
平成26年3月期(2013年度) 決算概要(別紙)