ソニー損害保険株式会社(東京都大田区、代表取締役社長:丹羽 淳雄、以下「ソニー損保」)の平成25年3月期(平成24年4月1日~平成25年3月31日)決算の概要について、別紙(PDF)のとおりお知らせします。
なお、業績の状況および主なトピックスは以下のとおりです。
[別紙]
・経常成績、ほか・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ ・・P1
・貸借対照表・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・P2
・損益計算書・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ ・・・・・・P4
・株主資本等変動計算書・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ ・P5
・キャッシュ・フロー計算書・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ ・・P7
・有価証券関係・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ ・・・P12
・損益状況の対前期比較・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ P13
・種目別保険料・保険金、リスク管理債権・・・・・・・・・・・P15
・単体ソルベンシー・マージン比率・・・・・・・・・・・・・・・・・・P16
業績の状況
◆ 正味収入保険料
主力商品の自動車保険における保有契約件数が増加した結果、正味収入保険料は前年度より5.6%増の83,582百万円となりました。自動車保険とガン重点医療保険を合わせた保有契約件数は平成25年3月末で155万件となっています。
◆ 経常利益、当期純利益
正味収入保険料が増加し、正味損害率も前年同水準で推移したものの、支払備金繰入額の増加などにより、経常利益は前年度より17.1%減の2,371百万円となりました。当期純利益は、前年度において法人税率引下げに伴う繰延税金資産の一部取崩しによるマイナスの影響が生じたこともあり、11.9%増の1,454百万円となりました。
◆ 正味損害率、正味事業費率、コンバインド・レシオ
正味損害率は、前年度から0.1ポイント改善の63.2%となりました。正味事業費率は、主にシステム関連費用および契約獲得費の増加などにより、0.3ポイント上昇して26.0%となりました。その結果、正味損害率と正味事業費率を合わせたコンバインド・レシオは前年度から0.2ポイント上昇し89.2%となりましたが、引続き損害保険業界において低い水準を維持しています。
◆ 単体ソルベンシー・マージン比率
単体ソルベンシー・マージン比率は、平成25年3月末現在で平成24年3月末より53.6ポイント低下して504.2%となりましたが、保険金の支払能力に問題がないとされる基準である200%を大きく上回る、十分な支払余力を保持しています。
*単体ソルベンシー・マージン比率の算出方法や内訳については、別紙16ページをご確認ください。
当社の業績は、日本の会計処理の原則ならびにその手続きおよび表示方法(以下「会計原則」)に準拠して作成しており、その会計原則は当社の親会社であるソニー株式会社が開示する連結業績の準拠する米国の会計原則とは異なります。
2012年度(平成25年3月期)の主なトピックス
【お客様の声への取組み】
● 「お客様とソニー損保のコミュニケーションサイト」リニューアル(2012年9月)
お客様の声に対する真摯な姿勢や業務改善・顧客価値提供につなげる取組みについての情報を詳しく開示することなどを目的に、2006年4月に開設した「お客様とソニー損保のコミュニケーションサイト」をリニューアルしました。
【事故解決サービスの品質向上のための取組み】
● 事故受付後の専任担当者からのご連絡をお約束する時間を短縮(2012年10月)
お客様の事故後の不安を一刻でも早く解消できるよう、事故受付後の専任担当者からのご連絡までの時間を、従来の「3時間以内」から「1時間以内」に短縮してお約束することにしました。
(*) 平日(月~金)9:00~17:00の間に電話での事故受付が完了した場合が対象です。なお、自然災害などやむを得ない理由により実施できないことがあります。
【商品改定】
以下の商品改定を実施しました。
● 自動車保険
□ 証券ペーパーレス割引などの各種割引制度や特約の新設(対象:保険始期日が2012年11月以降の契約)
□ ノンフリート等級別料率制度の改定やインターネット割引額の拡大(対象:保険始期日が2013年4月以降の契約)
● ガン重点医療保険SURE〈シュア〉(対象:保険始期日が2013年6月以降の契約)
□ 先進医療費保障特約による保険金支払額の上限を、従来の1,000万円から2,000万円に拡大。
(*) 保険始期日が2013年5月31日以前のご契約で、先進医療費保障特約を付帯されている場合、保障を受けられる方(被保険者)が2013年6月1日以降に保険金支払対象となる先進医療による療養を受けられたときは、改定後の保障内容を適用し、通算2,000万円を限度にお支払いします。
【公式ウェブサイトやスマートフォンに関する取組み】
公式ウェブサイトやスマートフォンに関するサービスの充実を図りました。
● 公式ウェブサイトのリニューアル(2012年7月)
● スマートフォン専用ページの新設(2012年7月)
● スマートフォン向け無料アプリに、以下の国内損保初となる機能を追加(*1)
□ 「ドライバーズナビ」(*2)安全運転診断機能へのドライブレコーダー追加(2012年7月)
□ 「トラブルナビ」(*3)への「今どこレーダー」(*4)追加(2012年10月)<ご契約者向け>
【CSR活動】
● 太陽光発電設備「そらべあ発電所」を佐賀県・宮城県の保育園に寄贈(2012年9月・10月)
NPO法人そらべあ基金を通じて、当社にとって9基目・10基目となる「そらべあ発電所」を寄贈しました。
(*1)国内損保初であることは、ソニー損保の調査による。各アプリとも無料だが、ダウンロードやアプリ利用にかかる通信料はお客様負担。
(*2)ドライバーズナビ: 安全運転診断、燃費チェック、メンテチェックの機能を備えたアプリ。
(*3)トラブルナビ: ドライバーの万一の車の事故や故障などのトラブル時の対応をナビゲートするアプリ。
(*4)今どこレーダー: ご契約者がロードサービスの出動を要請した際、サービススタッフの接近状況を地図上で確認できる機能。
平成25年3月期(2012年度) 決算概要(別紙)