ソニー損害保険株式会社(東京都大田区、代表取締役社長:山本 真一、以下「ソニー損保」)の平成24年3月期第1四半期(平成23年4月1日~平成23年6月30日)の主要業績について、別紙(PDF)のとおりお知らせします。なお、業績の状況および主なトピックスは以下のとおりです。
(別紙)
・四半期貸借対照表・・・・・・・・・・・ P1
・四半期損益計算書・・・・・・・・・・・ P2
・当四半期の損益状況・・・・・・・・・ P3
・種目別保険料・保険金・・・・・・・・ P4
・ソルベンシー・マージン比率・・・・ P5~6
業績の状況
◆ 正味収入保険料は順調に増加
主力商品の自動車保険における保有契約件数が増加した結果、正味収入保険料は前年同期より7.1%増の20,208百万円となりました。自動車保険とガン重点医療保険を合わせた保有契約件数は平成23年6月末で141万件となっています。
また、経常利益は正味収入保険料の増加に加え、支払備金繰入額の減少などにより前年同期より67.7%増の789百万円、四半期純利益は73.1%増の495百万円となりました。
◆ コンバインド・レシオは引続き低水準を維持
正味損害率は、保有契約件数の増加などにともなう支払保険金の増加により、前年同期から1.7ポイント上昇して56.9%となりました。正味事業費率は、業容の拡大にともなう社内態勢強化などにより0.7ポイント上昇して24.6%となりました。その結果、正味損害率と正味事業費率を合わせたコンバインド・レシオは前年同期から2.3ポイント上昇し81.4%となりましたが、引続き損害保険業界において低い水準を維持しています。
◆ 十分な支払余力の保持(ソルベンシー・マージン比率)
ソルベンシー・マージン比率は、平成23年6月末現在で平成23年3月末より15.1ポイント上昇して996.5%となり、保険金の支払能力に問題がないとされる基準である200%を大きく上回る、十分な支払余力を保持しています。
*ソルベンシー・マージン比率の算出方法や内訳については、別紙(P5)をご確認ください。
※当社四半期業績の公表は平成20年3月期第3四半期から開始したため、グラフには平成20年3月期の四半期業績を表示しておりません。
※当社の業績は、日本の会計処理の原則ならびにその手続きおよび表示方法(以下「会計原則」)に準拠して作成しており、その会計原則は当社の親会社であるソニー株式会社が開示する連結業績の準拠する米国の会計原則とは異なります。
2011年度(平成24年3月期)第1四半期以降の主なトピックス
● 苦情対応マネジメントシステムの国際規格「ISO10002」適合宣言
2011年4月1日付で、苦情対応に関する国際規格「ISO10002」(品質マネジメント~顧客満足~組織における苦情対応のための指針)に適合した苦情対応マネジメントシステムを構築したことを宣言しました。「ISO10002」自己適合宣言は、ダイレクト型の損害保険会社としては初めてです。(*1)
「ISO10002」自己適合宣言を機に、従来から取組んできた「お客様の声」を真摯に受けとめて業務品質改善やお客様満足向上に活かす活動を、より一層推進しています。
(*1) ダイレクト型の損害保険会社初であることは、2011年3月31日時点のソニー損保の調査によります。また、ダイレクト型の損害保険会社とは、商品の販売やサービスの提供を、主に代理店等を介さずに行っている、日本国内の損害保険会社をさしています。
● スマートフォン向け無料アプリの提供開始
2011年8月時点で、2種類のスマートフォン向け無料アプリを提供しています。いずれも、ソニー損保の自動車保険のご契約有無を問わず、無料でご利用いただけるアプリです。(*2)
【トラブルナビ】(2011年4月~)
車の事故時や故障時にお客様をサポートするアプリで、ドライバーの方が車の事故や故障などのトラブルに遭遇したときに、「何をどのような順序で行えばよいか」「事故やトラブルの現場で記録しておくべき情報は何か」など、その場での的確な行動をナビゲートします。事故解決のプロとしてのソニー損保のノウハウを集約して開発したもので、車の事故や故障などのトラブル時をサポートするスマートフォンアプリを提供するのは、国内の損害保険会社としては初めてです。(*3)
【ドライバーズナビ】(2011年8月~)(*4)
「安全運転診断」「燃費チェック」「メンテチェック」の3つの機能を持つアプリです。
主な機能である「安全運転診断」は、ブレーキやハンドル操作など5つの項目を、安全運転の観点から100点満点で採点するもので、誰でも簡単に自分の運転のクセを確認することができます。多くのドライバーの方にドライバーズナビをご利用いただき、安全運転のために心掛けるポイントを見つけていただくことで、安全運転意識向上のサポートができればと考えています。(*5)
なお、安全運転診断機能が付いた個人向けのスマートフォンアプリの提供は国内の損害保険会社としては初めてです。(*6)
(*2) ダウンロードやアプリご利用にかかる通信料はお客様負担となります。
(*3) 国内損害保険会社初であることは、2011年4月25日時点のソニー損保の調査によります。
(*4) 「ドライバーズナビ」は2011年8月12日時点ではiPhone版のみ提供しており、Android版は開発検討中です。
(*5) 安全運転診断機能は、お客様の運転のクセや傾向を可視化するものであり、必ずしも安全運転を約束するものではありません。
(*6) 国内損害保険会社初であることは、2011年8月1日時点のソニー損保の調査によります。
平成24年3月期(2011年度) 第1四半期 主要業績(別紙)