ソニー損害保険株式会社(東京都大田区、代表取締役社長:山本 真一、以下「ソニー損保」)の平成23年3月期第1四半期(平成22年4月1日~平成22年6月30日)の主要業績について、別紙のとおりお知らせします。なお、業績の状況および主なトピックスは以下のとおりです。
(別紙)
・四半期貸借対照表・・・・・・・・・・・ P1
・四半期損益計算書・・・・・・・・・・・ P2
・当四半期の損益状況・・・・・・・・・ P3
・種目別保険料・保険金・・・・・・・・ P4
・ソルベンシー・マージン比率・・・・ P5
業績の状況
◆ 正味収入保険料は順調に増加
主力商品の自動車保険における保有契約件数が増加した結果、正味収入保険料は前年同期より9.0%増の18,860百万円となりました。自動車保険とガン重点医療保険を合わせた保有契約件数は平成22年6月末で130万件となっています。
また、経常利益は自動車保険の正味支払保険金が増加したことなどから前年同期から47.9%減の470百万円、四半期純利益は53.1%減の286百万円となりました。
◆ コンバインド・レシオは引続き低水準を維持
正味損害率は、自動車保険の事故発生率の上昇の影響などにより、前年同期から3.2ポイント上昇して55.2%となりました。一方、正味事業費率は、正味収入保険料が増加したことなどにより0.7ポイント低下して23.9%となりました。その結果、正味損害率と正味事業費率を合わせたコンバインド・レシオ は前年同期から2.6ポイント上昇し79.1%となりましたが、引続き低水準を維持しています。
◆ 十分な支払余力の保持(ソルベンシー・マージン比率)
ソルベンシー・マージン比率は、平成22年6月末現在で平成22年3月末より11.2ポイント上昇して1,029.7%となり、保険金の支払能力に問題がないとされる基準である200%を超える、十分な支払余力を保持しています。
* ソルベンシー・マージン比率の算出方法や内訳については、別紙(P5)をご確認ください。
※当社が四半期業績の公表を開始したのは平成20年3月期第3四半期以降のため、グラフに平成20年3月期以前の四半期業績を表示しておりません。
※当社の業績は、日本の会計処理の原則ならびにその手続きおよび表示方法(以下「会計原則」)に準拠して作成しており、その会計原則は当社の親会社であるソニー株式会社が開示する連結業績の準拠する米国の会計原則とは異なります。
2010年度(平成23年3月期)第1四半期の主なトピックス
●銀行窓販による販路拡大
自動車保険の販路拡大の一環として、2010年4月12日からは株式会社横浜銀行(以下「横浜銀行」)、2010年5月1日からは多摩信用金庫での販売を開始しました。
お客様は、横浜銀行や多摩信用金庫が提供する金融サービスのひとつとして、一部のエリアや店舗(*1)(*2)において、同行および同信用金庫の専門の担当者に、ソニー損保の自動車保険の見積依頼や資料請求ができます。見積依頼後のご契約に関するお手続きや各種サービスは、ダイレクトビジネスモデルの特性を活かし(*3)、ソニー損保が直接お客様に提供します。
なお、2010年8月現在、ソニー損保の自動車保険を取扱っている銀行等は、取扱開始順に、広島銀行、じぶん銀行、福岡銀行、横浜銀行、多摩信用金庫の、計5金融機関です。
(*1) 横浜銀行については、綱島住宅ローンセンター、町田住宅ローンセンターの専門の担当者がご相談をお受けします。
(*2) 多摩信用金庫についてはコンサルティング特化型店舗「すまいるプラザ」で取扱っています。具体的には、多摩信用金庫「すまいるプラザ」の各店舗(国立・武蔵村山・立川・吉祥寺・めじろ台)、および、「すまいるセンター保険なっ得館」(立川)の計6店舗です。
(*3) お客様と直接コミュニケーションをとるための、コールセンター(カスタマーセンター)などの仕組みや蓄積したノウハウを活かします。
● 太陽光発電施設「そらべあ発電所」を「長野保育園」に寄贈(2010年4月に寄贈記念式典開催)
地球温暖化防止を目指してグリーン電力普及啓発活動を行うNPO法人そらべあ基金(以下「そらべあ基金」)による「そらべあスマイルプロジェクト」(*4)を通じ、2010年3月に長崎県南島原市の「長野保育園」に太陽光発電施設「そらべあ発電所」を寄贈し、2010年4月22日寄贈記念式典を開催しました。
ソニー損保は「そらべあスマイルプロジェクト」を応援するため、2009年3月から自動車保険の商品特性を活かした寄付活動「幼稚園にソーラー発電所を☆プログラム」(*5)を開始して、そらべあ基金に寄付を行っています。
(*4) 「そらべあスマイルプロジェクト」とは、そらべあ基金の活動に賛同する企業・個人からの寄付をもとに、太陽光発電施設「そらべあ発電所」を全国の幼稚園や保育園に寄贈する取組みです。
(*5) 「幼稚園にソーラー発電所を☆プログラム」とは、ソニー損保の「保険料は走る分だけ」の自動車保険における、ご契約者の走行距離を契約時に確認する仕組みを活用した寄付活動です。契約をご継続いただくときに、前年の実際に走った距離が予想年間走行距離を下回っていた場合、車の運転によるCO2排出量が予定より減り環境保全に貢献されたと考えられます。このご契約者の環境保全への貢献に呼応する形で、走らなかった距離の総合計100kmにつき1円をソニー損保が「そらべあ基金」に寄付するものです。
平成23年3月期(2010年度) 第1四半期 決算概要(別紙)