ソニー損害保険株式会社(社長:山本真一)は、平成21年3月期(平成20年4月1日~平成21年3月31日)中間決算の概要について、別紙(PDF)のとおりお知らせします。なお、業績の状況および主なトピックスは以下のとおりです。
業績の状況
◆ 正味収入保険料は順調に増加
自動車保険の新規契約獲得が好調だったことから、正味収入保険料は前年同期より10.5%増の30,351百万円となりました。一方、事業費の増加や自然災害による支払保険金の増加などにより、経常利益は前年同期から41.5%減の1,179百万円、中間純利益は64.3%減の698百万円となりました。
また、平成20年9月末時点の自動車保険とガン重点医療保険を合わせた保有契約件数は、平成20年3月末からの半年間で約6万件増加し108万件を超えました。
◆ コンバインド・レシオは若干上昇したが、引続き低水準を維持
業務の効率化を進めた一方でシステム関連費用などの事業費が増加したことから、正味事業費率は前年同期より0.9ポイント上昇して26.2%となりました。また、自然災害による支払保険金の増加および損害調査費の増加により、正味損害率は前年同期から1.3ポイント上昇して52.4%となりました。その結果、正味事業費率と正味損害率を合わせたコンバインド・レシオは78.6%となり、前年同期より2.2ポイント上昇しましたが、引続き低水準を維持し、高い収益力を確保しています。
◆ 十分な支払余力を保持(ソルベンシー・マージン比率)
平成20年9月末現在のソルベンシー・マージン比率は、平成20年3月末より22.6ポイント上昇の1,096.5%となり、保険金の支払能力に問題がないとされる基準(200%)を超える十分な支払余力を保持しています。
※当社においては、サブプライムローンを組込んだ金融派生商品等の取引や、証券化商品の保有はありません。
2008年度(平成20年3月期)上半期の主なトピックス
● ウェブサイトのソニー損保指定修理工場検索ツールを一新(平成20年(2008年)4月)
お客様サービスレベル向上を目的に、ウェブサイトのソニー損保指定修理工場検索ツールの機能を増強しました。複数の条件による組合せ検索を可能にしたほか、GPS機能付き携帯電話では現在地から最寄りの指定修理工場の検索もできるようにしました。
● 銀行のウェブサイトを通じた自動車保険の販売を開始(平成20年(2008年)5月)
販売経路拡大施策の一環として、銀行のウェブサイトを通じた自動車保険の販売を開始しました。銀行のウェブサイトを通じた販売は、ソニー損保がこれまで培ってきたマーケティングノウハウを活かすことができる、ダイレクトビジネスモデルとの親和性が高い販売経路と考えており、今後も拡充していく予定です。
● 札幌事故受付サービスセンターを新設(平成20年(2008年)7月)
保有契約数増加への柔軟な対応や大規模災害発生リスク等への対応態勢強化を目的に、2つ目の事故受付サービスセンターを札幌市に新設しました。事故受付サービスセンターでは、24時間365日の事故受付のほか「即日安心365」サービス(*)なども提供しています。
(*)「即日安心365」サービスとは、曜日を問わず、事故受付当日中に初期対応(レッカー手配や関係各所への連絡など)とお客様への対応結果の報告をするもので、事故後のお客様の不安を少しでも早く軽減できればと考えて開始したサービスです。なお、同サービスは、お電話での事故受付(初期対応に必要な情報の確認)が午後8時までに完了した、ソニー損保が示談交渉できる賠償事故の場合を提供対象としています。(午後8時から午前0時までの事故受付分は翌日の対応となります)
平成21年3月期(2008年度)中間決算概要(別紙)
※当社の業績は、日本の会計処理の原則ならびにその手続きおよび表示方法(以下「会計原則」)に準拠して作成しており、その会計原則は、当社の親会社であるソニー株式会社が開示する連結業績の準拠する米国の会計原則とは異なります。