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自動車の修理に関するエコロジー(エコ)について

ソニー損害保険の長谷川でございます。
今回は自動車の修理に関するエコについて考えてみたいと思います。
自動車に関するエコというとハイブリッドカーや電気自動車、またはエコタイヤ(走行抵抗が少ないタイヤ)などが思い浮かぶと思います。それらは主に走行時の消費に関するエコであり、CO2の削減や化石燃料の限りある資源を大切にするという観点で大変重要なことといえます。特に日本は技術分野での先進国であり、その点では強みを発揮しているところです。
一方、自動車部品のリサイクルに関して見ると日本はまだまだ遅れていると言わざるを得えません。日本でのリサイクル部品の使用率は6%程度ですが、自動車先進国のアメリカでの使用率は40%と言われており、アメリカの方が遥かに進んでいます。
日本では2005年にリサイクル法が施行されました。これは「不法投棄をなくし資源を無駄使いしない循環型社会を作る」という命題があり、その中には使用できる部品は再資源化(リサイクル)するということも含まれています。
事故による部品交換の多くは新品部品の使用が多いため、循環型社会の一助となる必要性から(社)日本損害保険協会などは広く啓発活動を行っています。※
皆様の中にはリサイクル部品というと品質が悪いのでは?といった悪いイメージを抱いている方もいらっしゃるかもしれませんが、リサイクル部品は「グリーン購入法」の対象品目にも指定されており、一定基準以上の品質が保証されたものが流通していますので、安心してご活用いただけます。リサイクル部品を活用することで廃棄物の削減や新品部品を使う場合に比べCO2の削減につながりますので、修理を行う際にはリサイクル部品の使用を検討されてみてはいかがでしょうか?
もちろん、ソニー損保の提携修理工場でもリサイクル部品を使用した修理は可能となっております。自動車保険を利用した修理の際にも、リサイクル部品を使用した修理を是非ご検討ください。

※社団法人 日本損害保険協会では、交通事故や経年劣化などで自動車の部品交換が必要になった際に、新品ではなくリサイクル部品を使用することで、廃棄物を減らすと同時に部品生産時のCO2排出量の削減につながる「自動車リサイクル部品活用推進の啓発活動」を行っています。
詳しくは(社)日本損害保険協会のウエブサイトをご覧ください